日本助産師評価機構アドバンス助産師在職

ご挨拶
2021年
副院長兼看護部長
総毛 薫
コロナウイルス感染対策に追われ、今までの外来診察の付き添い、両親教室、立会い分娩、産後の面会、子育てサークル、病児保育など全てに制限がかかり、入院中楽しくお食事をされていたダイニングルームも、アクリル板で仕切られ、玄関には体温測定器が置かれ、保育士が常駐し体温測定、問診し入館してもらう病院に様変わりしました。
「感染防止の大切さは十分理解してるが、それを優先し過ぎると患者さまへのケアの質が下がってしまう」、といったジレンマの中で、「しかたない」といった思いに流されされそうになりながらも、スタッフ一人ひとりが「今の私たちに、いったい何ができるのか」問い続け、取り組んだ1年間でした。
助産師外来、2週間健診、産後ケア入院、分娩第一期の寄り添いは継続し、手術室で、赤ちゃんとムービー撮影しプレゼントする新しいサービスを始めました。またオンラインでの母親教室、子育てサークルを開催し、一方的になりやすいクラスを参加型にできるよう参加者が発言できる機会を意識的にとり参加者同士の交流がもてる工夫をしました。
また、今まで対面で行っていた院内研修会をオンライン研修に切り替えることで、自由な時間に研修を受けることが可能となり、全員が参加することができました。
安全で安楽で満足のいく医療とケアの提供を目指す産科病院として、携わるスタッフの 身体的、精神的なストレスは大きいものがあります。しかし、この大きな感染拡大という災害の中にあっても、患者やその家族を思いやり、スタッフを思いやり目標達成のために取り組むといったスタッフみんなのチーム力に、感謝でいっぱいです。
大橋院長語録2021/1 ―今こそ寒肥―
コロナ禍で我が国の医療はあと1年、冬の時代を迎えます。患者数の減少した今こそ寒肥をまく時期です。ひとり一人の患者さんに優しく、親切に接し患者さんを大切に思う心を伝え、病院スタッフと患者さんとの信頼関係を醸成しましょう。 その努力はアフターコロナ到来時には必ず実を結びます。
スタッフ一人ひとりの結ぶ実を楽しみに今を大切に歩いていきましょう。
令和3年度の看護部目標
高い倫理観をもち、患者の権利を尊重した質の高い看護提供ができる。
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コミュニケーションスキル アップによる、継続性のあるチーム医療の提供。
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ラダー活用による自己研鑽。
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お互いを尊重し高め合えるチーム創り。
看護理念
尊い命に輝きを
専門職として、知識・技術・創造力を高め尊厳を基本に、患者中心の看護を実践します。

総毛看護部長 田中保育科長 北村外来科長
看護方針
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患者中心の看護を最優先し、患者満足を追求します。
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看護の質を保証し、安全で快適な環境を提供します。
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自立し看護師の成長を支援し、次世代の育成に努力します。
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継続的な業務改善に心がけ、健全な病院経営に参画します。
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地域連携を強化し、在宅支援を推進します。

外来・病棟主任
産科病棟の理念
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知識、技術、柔軟な感性をもって患者様に寄り添い、患者様の持っている力を十分発揮できるように、また異常の早期対応ができるようにサポートします。
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安全安楽で、最善なサポート提供のために、日々の学習やトレーニングを行ないます。
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カンファレンス、記録というコミュニケーション技術を用いて、チームワークを活かした、継続性のある質の高い看護サービスの提供を目指します。
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学生指導、スタッフ教育、保健指導などをとおして、すべての人に教育的な関わりができるスタッフを育てます。
外来理念
患者様の来院目的達成のために、スタッフ間の連携強化や安全な環境に配慮し、患者様の満足に繋がる医療・看護を提供します。
看護体制/看護方式
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一般病床 7:1
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固定チームナーシング及び機能別看護
人材育成に力を入れております。
当院では、ラダー制を導入し新人看護師からエキスパートナースへと段階を踏んで看護実践能力を育成しております。教育担当者が年間計画に則り、多くの知識・技術を修得できるよう、研修を企画・実施しています。
教育体制
教育理念
専門職の自立(自律)支援と次世代の育成
教育方針
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社会が求める看護職としての役割を理解し、対応できる能力を育成する。
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実践において必要とする、知識・技術・態度を学習できる機会を胎教する。
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専門性を追求する、個々の目標を支援する。
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次世代の育成において、共に成長・発達できる教育の場を整備する。
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個人を尊重し、傾聴・共感をもって行動できる人材を育成する。
看護部委員会活動
教育委員会 臨床指導者会 ACLS委員会 OP委員会
・プリセプターシップ
・目標管理
・ジェネラリストのためのキャリア開発ラダー導入
院内研修
なでしこレディースホスピタル院内研修については下記リンクをご覧ください。